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心地よい春を味あわない間に、梅雨入りを飛び越えて、夏の気配を感じるこのごろ。陽気も手伝って、心身ともにだいぶ回復傾向にあるようだ。
制作に追われると運動不足に陥るため、衰えた我が身を立て直そうと散歩に励んでいたのは、先週のこと。天気がいいから少しばかり無理をしてしまったようで、何日も続けて長時間に渡り歩き回っていたところ、すっかり腰を痛めてしまった。
おかげでこの週末は、部屋で過ごすことに。こんなときは、音楽を味わおう! とばかりに、久しぶりに大量の音楽を浴びている。その一つが、これ。すかっと壮快、西海岸の音でロックするスーパーバンド——chickenfootだ。
先日、ある新聞記事をみて、なるほどと思ったことがある。地球上に存在する種の数が激減しているというのだ。
これを、現在の経済活動に置き換えて考えてみると、我々がおかれている危機が、とてもよく納得できる。つまりは、多様であることが、生き延びるための核になるということだ。
そんな予感はしていた。だから、たいした出来事ではない…そのはずだった。
でも、実際は違った。こんなにも難しい決断を強いられることになろうとは…。こみ上げてくるものが抑えられなくなった。別に、そんな極端な選択をしなくても、よかったろうに…そう思う。だけど、こういうことに限っては不器用だから…こうする他、ないんだ。
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台湾でのレジデンスから戻って1年が経過した。すっかりそれ以前の東京の暮らしぶりが板についてきている。
今も、台湾の友人達とは、インターネットを介して連絡をとり合っている。それが、あの日々が夢ではなかったことを唯一実感させてくれる。僅か70日間という滞在ではあったが、あの日々に感じたことは、鮮烈に心に焼き込まれている。そして今、その想いが何だったのか? 彼らから受け取った気持ちは、何故にこんなにも豊かな彩りを放っているのか? それを感覚だけではなく理屈として刻み込みたくて、台湾に関する本をいくつか読みあさっている。
もしかしたら、そこには僕が未だ言葉にできていない想いが記されているかもしれない。自分の中に眠る言葉をもっと沢山発掘したい——そこで浮き彫りになったのは、現地にいたときに感じていたままのことだった。台湾での暮しから感覚として心に刻み込んだことと、それから1年が経って東京で暮しの中で頭から理解しようと取込んだ理屈は、寸分違わぬ一致を見せたのだ。
4月29日から始まった展示《LASTing WAVE for 象の鼻テラス》の会期も、早いもので、残すところあと1週間となった。5月23日(日)18時まで。
■川瀬浩介 《LASTing WAVE for 象の鼻テラス》
5月20日(木)〜22日(土)、石川県金沢市で行なわれる機械工業見本市、MEX金沢2010に、《ベアリング・グロッケン II》を出展。詳しくは、下記まで。
新旧さまざまなテクノロジーやサービスに出逢うとき、いつも思い浮かべるのはこの言葉——道具は使いよう。
どんな道具も、使い方次第。つまり、メリットもデメリットも、常に表裏一体ということだ。
だからいつだって、まず、試してみる。それがどんなものかと。けれど僕は、いつだってそのほとんどに、違和感を覚えることばかりだ。