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手触り


 
 日本の携帯電話…どうも昔から気になっているのは、その手触りの悪さ。手に持ったときの質感、質量が見た目の印象とちぐはぐで、違和感を覚えてしまう。

 とにかく「軽くする」ことを重視している傾向にあるようだが、個人的には、手にしたときに、ある程度重みを感じるくらいのほうがしっくりくる。しかし、そんな「しっくりくる」モデルはほとんど、ない。造りのチープさも気になるところ。妥協して二つ折りタイプを使っているのだけれど、これも多くは、開閉時に、なんともチープな音がなる(僕の愛用器はまだましな方。プラスティック製の筐体はほとんど情けない音が鳴る)。そのせいもあって、多くの携帯電話に「おもちゃ」っぽい印象を受けてしまうのだ。中には、相当こだわってデザインされているモデルも見受けられるが、冷静にみつめると、1年もたてば飽きてしまいそうだと感じてしまう…もっとシンプルでバランスの優れたものがあったらいいのに。
  
 大人が手にしたときに「しっくりくる」ようなモデルを作ってほしい。ある程度値が張ってもいいから。個人的に欲しいと思っているのは、外部パネルが「すず」でできているモデル。使うごとに手油がなじんで色が変わっていき、使い手それぞれの風合いをだしていくような…質量のバランスを整えるのが難しそうだが…。現実的なレベルだと、総ステンレス製がせいぜいなところか?
 
 アルマーニのスーツを身にまとい、手首にはブルガリの高級時計…そんな出で立ちの大人が、おもちゃのストラップをジャラジャラぶらさげたままのチープな携帯電話を手にしていては台無しだ。こんな「ダイア入りを!」とはいわないけれど、「いい塩梅」に仕上げられた携帯電話の登場を待ち望んでいる。