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Last Sunset in TOKYO 2007


長く苦しかった一年がようやく終わろうとしている。楽しかったことも数えきれないほどあった。けれど、とても残念で、悔しい出来事が、1つ、2つ、3つ…。それらが、全ての嬉しい出来事を一気に流し去ってしまうほどの大きな荒波となって襲いかかってきた。そして見事に、それは僕を飲み込んだ——試練の日々——くじけそうな毎日だった。
 
 

 
誰かに救いを求めてもみた。けれど、自分をも制御できない状態で、結果、沢山の人たちを巻き込み、迷惑をかけてしまった。深い自己嫌悪に陥った。抜け出せないかと思うほどの。どんな痛みもいつかは消える。だが、このまま、傷は残ってしまうのかもしれない。自分の内から次々と沸き上がってくる不安と外にある現実に押しつぶされてしまった。


けれど、僕は、立ち上がらなければならなかった。もはや僕は、独りではない。沢山の関わりを持つ今、僕が勝手に、全てを投げ出すわけにはいかない。

そうして、決意を新たにしたときから、少しずつ、状況が変わり始めたような気がする。その後も、奥歯を噛み締める日々が続いたけれど、じっと、耐え忍んだ。


そんな日常の中で、気づいたことがある。それは、これまで以上に、今年、僕自身が世の中と深く関わりを持ち始めたという事実だ。いくつかの辛く厳しい出来事は、その証だった。そしてもうひとつ。こんな乱心な状態でも、僕には、周りからの暖かい支えがあること。それを、決して忘れてはならない。いつも誰かに、守られている…今年は常に、そんな気がしてならなかった。そのお陰だろう。僕は今日もこうして、「僕」として生きていられる。

この苦境が教えようとしていたのは、何も見えなくなっていた僕に、忘れかけていた大切なものを改めて心に深く刻ませることだった。それが、僕の財産となった。決して失うことのない、「安心」という名の宝物だ。


大丈夫。


この言葉を、今日、初めて、自らに贈ろう。


波乱に満ちた一年だったが、この師走…心はとても穏やかでいられた。なぜだろう? これまで積み重ねてきた成果が、実り始めた予感がしているからだろうか? 


そのせいか、今夕、いつもの場所でみた夕日は、これまでで最も美しく輝いてい見えた。