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心技体


謹賀新年。
 
 

 
いつからか、新年を迎えるにあたって、「今年の目標」を掲げなくなった。具体的な目標を目指して仮に実現したところで(実現させたことは何度もあるけれど)、描いていた通りに一年を終えること自体に、だんだんと興味がなくなってきているからだ。


ここ数年はむしろ、想像もしえなかった明日を呼び寄せるにはどうすればいいのか? そんな馬鹿げたことをよく考えている。2007年は、善くも悪くも、そうした「思いもよらぬの出来事」の連続だった。お陰で、まさしく「波瀾万丈」な一年となってしまったが、裏を返せば、それは、僕が望む「劇的な日常」だったとも言える。物語のない暮らしなんて、僕にはきっと退屈に違いない。


近年、年始に具体的な目標は掲げないまでも、気構えというか、宣誓とも言える言葉を思い浮かべるようになってきている。ここ最近は、このブロクのタイトルにもなっている「生きる。」を続けていた。去年は「ロマン派。」だった。そして今年は…「心技体」。


言うまでもなく、心と技術と身体。そのバランスが保ててこそ、何事も最高のパフォーマンスが発揮できるもの。昨年の壮絶な体験を通じて、僕はそのことを身にしみて痛感させられた。だから、その強い思いを力強く記した、というわけ。もちろん、洒落や笑いの要素も忘れずに。


ちなみに背景の写真は、昨年の夏、水戸芸術館で行なわれた、ひびのこづえさんの展覧会に伺ったときに収めたもの。芸術館のファサードへつながる広場には、盛夏の最中、鮮やかな芝生が広がっていた。これは夕刻、見事な夕日を背にした図。言うまでもなく、こんなに都合の良い影は落ちない。ゆえにこれは、合成したものである(耳当てでもつけていれば別だが。夏場に、まさかね・笑)。



「予想もしなかった明日を求めて」と言うものの、結局、その現実全ては、自分の行ないが導き出しているもの。去年もさることながら、これまでの歩み全てを見つめ直してみても、やはり改めて、そう強く感じる。自分がサイコロを振らなかったら、決して起き得なかった出来事。良きにつけ悪しきにつけ、ね。

見えない明日を希望の光で満たすために、僕が唯一できることは、正直に、揺るぎない信念を携えて、日々、自らを律して生きる——I LIVE with PRIDE.——それだけだ。


人は誰も、先に生まれたからには、後に続くものの模範でなければならない。これからも起こるかもしれない厳しい状況を乗り越えていくために。そして、これから訪れるであろう光に満ちた健やかなる未来を迎えるために。


そのための「心技体」。


とにもかくにも、今年もどんなドラマが待ち受けているのやら。元旦から楽しみでならない。でも…なるべく穏やかにいきたいところだけどね(笑)。もう心労祟って激ヤセするのはごめんだからさ(順調にリバウンド中・苦笑)。
 
 

B000WS4PCOThe Joshua Tree
U2
Universal/Island 2007-12-10

by G-Tools


新年最初の音楽鑑賞は、U2「ヨシュア・トゥリー」。もちろん、最近リマスターされた音源だ。音量を過剰に上げる傾向にあるリマスター盤だが、この音源に関しては、そうした不毛な処理が施されていないところに好感が持てる。むしろ、旧盤では聞こえてこなかった音が感じられて、新たな印象を生み出したことを評価したい(とくに「MOTHRES OF THE DISAPPEARED」が顕著。イントロから、これまで埋もれていたシンセ音が際立って聞こえるようになっている。また「BULLET THE BLUE SKY」では、ドラムのアタック感が向上していて、イントロを聴くだけで「ロック」な気分にさせてくれるのが嬉しい・笑)。

そして、改めて思う。こういうのを「レコード」っていうんだよな、と。20年経っても色あせない。それどころか、新しい発見がある。これまで沢山CDを買ってきたけれど、僕は商品じゃなくて「作品」を求めてきたんだと、改めて痛感する。そうして我が家に集められた音楽たちは、当然みな、永遠の輝きを放っている。

僕も同じ道を志す身。まだまだ日々是精進なり!である。


それにしてもU2…このアルバムを聴くと、高校生のとき、昼休みの校内放送で流れてきたときのことを思い出す。あんなスピーカーからの音でもカッコ良かった。あれから20年かぁ…僕は今も、まだ何にもできないままだったあの頃と全く変わっていないような気がする(遠い目)。