
三杉レンジ絵画教室@CHUM APARTMENT 授業風景【注】
川瀬浩介ワークショップ 現代音楽の基礎知識&体験講座
「現代音楽を嗜む」
作曲家・川瀬浩介による、現代音楽体験講座。
この講座は、専門的/技術的な知識の習得を目標とする講座ではありません。
作曲の専門教育を受けずに作曲家として活動を始めた川瀬浩介自身が、
受講生の皆さんと同じ目線で「現代音楽の親しみ方」を伝えます。
当日は、スティーヴ・ライヒ「Come Out」(1966)を題材として、
現在のポピュラー音楽にまで通ずる「ミニマル・ミュージック」の手法を
体験を交えて学びます。
■wikipediaより スティーヴ・ライヒ
受講者全員参加で「1曲」完成させる!
授業後半では、受講者全員参加による「楽曲」を録音、制作します。
楽器が演奏できなくても大丈夫です。
歌を歌ったり、声をだしたり、手拍子をしたり、身の回りのものを叩いたり…
どんなスタイルであれ「音」を出して参加してください!
楽器が演奏できる方は、持参していただいてかまいません。
たて笛、ハーモニカ、ピアニカ、ギター…なんでもOKです。
(ただし、あまり音の大きいものはご遠慮ください。
会場1Fはカフェ営業をしています)
その場で思いついたメロディや声、歌詞などを次々録音して
それらを素材にライヒの「ミニマル」な手法で料理して
1曲に仕上げていきます。
川瀬浩介の自己紹介を兼ねた楽曲が試聴いただだけます。
「こんにちは。川瀬浩介です!」
#今回の講座で取り上げる、スティーヴ・ライヒ「Come Out」の手法を応用し仕上げています。誤解を恐れずに説明を加えるならば、<反復>と<ズレ>が生み出す音楽的/音響的効果を音楽に仕立てるのが「ミニマル・ミュージック」ということです。
講義の後は、お茶とケーキで、くつろぎのひと時をどうぞ。
会場は、目黒にあるカフェ、CHUM APARTMENT。
授業後のケーキ&ティー・タイムもどうぞお楽しみに!
#下記【関連リンク】にある「教室写真アルバム」では、
おいしいケーキをほおばる生徒さんの表情もご覧いただけます(笑)。
【注】本講座は、ユニークなカリキュラムで人気の
「三杉レンジ絵画教室」の特別講座として開講されます。
お問い合わせ、お申し込みは、下記「開催概要」をご覧ください。

開催概要
会場 :CHUM APARTMENT http://www.chum-apt.net/
〒153-0064
東京都目黒区下目黒2-23-3
JR目黒駅より徒歩約10分
南北線目黒駅より徒歩約10分
都営三田線目黒駅より徒歩約10分
目黒線不動前駅より徒歩約15分
日時 :5月17日(土) 午後1時~4時ごろ
参加費:6000円(ドリンク、お菓子代込み)
定員 :16名
お問い合わせ、お申し込みは、「三杉レンジ絵画教室」まで
http://renji8.exblog.jp/i3/
【関連リンク】
♪三杉レンジ絵画教室
http://renji8.exblog.jp/
♪教室写真アルバム
http://photos.yahoo.co.jp/ph/renji666/
♪MIXI 三杉レンジ絵画教室コミュニティ
http://mixi.jp/view_community.pl?id=1395700
【川瀬浩介プロフィール】かわせこうすけ 作曲家・芸術家 1970年~
TV、CM、WEBのための商業音楽作品を始め、アート系映像作品への楽曲提供、ダンス・パフォーマンスやコンテンポラリー・バレエのための作曲まで幅広く手がける。近作は、NHK教育「からだであそぼ」の音楽を一部担当(「ケインのたいそう」ケイン・コスギ、「踊る内臓」森山開次、他)。チャーミングなものからロマンティックなもの、さらには実験的なものまでカバーするその作風は、ユニークかつ衝撃的で、美しい。2002年より、光や映像、音を用いたアート作品の制作/発表を開始。表現形態を問わず、「間口が広く奥行きのあるもの」を追求する日々を過ごしている。
川瀬浩介公式サイト www.kawasekohske.info
より詳細なプロフィールはこちら。
講座に向けて、川瀬浩介からメッセージが届いています。「続きを読む」をご覧ください。
…と、その前に、ライヒのおススメCDをいくつか紹介しています。まずはそちらをご覧ください。
ライヒ入門のためのおススメ
ライヒのオリジナル作品ではありませんが、人気ミュージシャンによるライヒ作品のリミックス集があります。この講義で取り上げる「Come Out」のリミックスは、あのKEN ISHIIが担当! 予習がてら、チェックしてみてはいかがでしょうか?
10年前ほどのリリースですが、すべてのトラックが巧みにリミックスされていて、とても聞きやすい内容にまとまっています。おススメです。
こちらは、今回の講座で取り上げる「Come Out」を始め、ライヒの初期の作品が収められた盤。上記リミックス盤とこのオリジナルを聞き比べると楽しめます。
パット・メセニーやクロノス・カルテットが演奏者として参加したアルバム。
こちらは上記「Early Works」に収録されているタイプよりもかなり「音楽」として楽しめる内容になっています。
パット・メセニーが演奏するギターの多重録音で構築された「エレクトリック・カウンターポイント」の響きは、いつ聞いても美しく、思わず、感嘆の声を漏らしてしまいます。
「フェイズ・パターン」と銘打たれたこの作品集は、ライヒが注目した「音のズレ」が生み出す音響的なユニークさ——そのコンセプトを元に作曲された作品に焦点を集めて選曲された1枚。ここでは主に、オルガン、ピアノなど、生楽器の演奏によってその「ズレ」による音響効果を体感できる作品が中心に選曲されています。その点が「Come Out」等の初期のテープマシンを使った作品とは大きく異なる点と言えます。2台のピアノで同じフレーズをズレを生じさせながら演奏する「ピアノ・フェイズ」はライヒの代表曲の一つ。きっとその旋律に聞き覚えがある方も多いのではないでしょうか?
収録曲の中で、器楽によるスコアの間に挿入されている「振り子の音楽(Pendulum Music)」は、少々異色の作品。振り子のようにぶら下げられた複数のマイクが、床に配置されたスピーカーの上を往来する際に発生するハウリング音を用いて構成、作曲されている、というもの。
カラオケを歌っているときに誰でも経験があるはずのハウリング——それを音楽作品に仕立てしまうのも、作曲家の仕事なのです。こに記録されている音源は、かなり有機的な印象を受けます。生命の息吹を感じるのは、私だけでしょうか?
もっと深くライヒに浸るなら!
代表的な作品をほぼすべて収録したと行っても過言ではない10枚組の作品集があります。前記した3枚に収録されているものの他、「ピアノ・フェイス」「ヴァオイリン・フェイズ」や「ドラミング」「18人の音楽家のための音楽」「砂漠の音楽」「ザ・ケイヴ(抜粋)」「プロヴァーヴ」「シティ・ライフ」など、氏の主要作品が取り揃えられています。
スティーヴ・ライヒという作家が追求してきたものが何だったのか? この作品集を聞いて思いを馳せてみるのも一興かと。
川瀬浩介ワークショップ 現代音楽の基礎知識&体験講座
「現代音楽を嗜む」
現代音楽——。一口にそういっても、多様なスタイルがあります。
「特別な教養や聴取体験がなければ楽しめないもの」
そう思う方も少なくないでしょう。
確かに「難解」なイメージが現代音楽にはあります。明確なメロディがあるわけでもなく、共感できる歌詞があるわけでもない。しかし、作品全体としては「難解」なイメージだとしても、その「手法」そのものに注目すると、それは意外に、皆さんの身近に存在しているものだということがわかるはずです。
今回の講座「現代音楽を嗜む」では、「現代音楽の入り口」として紹介されることの多い、作曲家「スティーヴ・ライヒ」を取り上げます。彼が追求した手法は一般に「ミニマル」と呼ばれ、近年のクラブ・ミュージックなど、ポピュラーなジャンルの音楽へも応用されています。授業の前半では、ライヒが追求し続けるその手法の成り立ちに触れ、それが現在にまで応用されている実例を紹介し、現代音楽にも身近な要素があることを学びます。
また、後半では、その手法を実践し、受講者全員参加によって「楽曲」を仕上げることを試みます。楽器が演奏できなくても大丈夫です。歌を歌ったり、その場にあるものを叩いて音を出したり(テーブルやイス、床など)…、それも恥ずかしいという方は、笑い声や話す声、手拍子などで参加してみてください。楽器が演奏できる方は、是非、ご自分の楽器を持参してください。ライヒの手法を元に、教室で考えたメロディや和音を使ってその場で録音し、楽曲として完成させましょう!
この講座を通じて、皆さんに、音楽や音についての新しい発見があることを期待しています。
川瀬浩介