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汗だく

暖かくなった。


ただいま、NHK教育「からだであそぼ」で放送中の「踊る内臓」(森山開次)、新作を制作中。いつものように、アトリエに独りこもって黙々と——いや実際は、歓喜と苦悩の狭間で絶叫と悶絶を繰り返しながら——録音に励んでいる。
 
 

 
南西に位置するこの部屋は、日中、穏やかな陽光がたっぷり差し込むものの、意外に寒い。コンクリートの床材の影響もあるのだろう。冬場などは暖房を効かせていても底冷えするから、対策が必要になる。この冬も、足下にはホットカーペットを設け、膝掛けも2枚重ね、そして上着は、フリース2枚重ね…ここまで整えてほどよいくらい。こんな無駄にデカい身体をしていながら、けっこう寒がりの様子。これを人に言うと、たいてい失笑を喰らう。

春は、気候の変化が激しい。つい油断していると風邪を引いたりするから、いまもけっこうな厚着を続けている。お陰で今日は気づけば汗だく。録音中は、したたる汗など気にせず、とにかく音を録ることに集中している。歌も楽器の演奏も録音も整音も、すべて独りでこなしているから大忙し(でもそれが楽しい)。だから、汗だく。これ、かなりいいダイエットになるかも? なんて間抜けなことを思い浮かべながら、作業の合間にチョコレートをほおばり一息ついたりしている(ダイエット効果、即、相殺)。


でも、このところ、かなり追い込んだ作業をしすぎて、日中はダウンしていることが多く…。連休にはたっぷり休めるんだから(実際は違いそうだが)——この言葉を自ら呪文のように唱えて薄れゆく気力を振り絞る毎日。たいてい、やる気が湧いてくるのが夕食後から(腹ペコでは戦はできぬか?)。それが最高潮に達するのは、もちろん深夜——それがいけない(規則正しい暮らしができるものはこの仕事を志さない?)。この調子じゃ、作業を終えるのは当然、朝になる。最近では、朝に作業を終えてから「からだであそぼ」のOAをみて就寝。夕方起きるとその再放送を見届ける、という、なんとも素敵な暮らしをしている。日中、ヨレヨレになっているのもこんな暮らしなら当然か? しかし、作り手としては、これ、究極の至福の瞬間? かもしれない。そんなことを思いつつ、日の高い時間から夢見心地へ…ウトウト(たいてい喜ばしくない夢をみる。でも内容はすぐに忘れる)。


さて、朝までに完成…するだろうか?(遠い目) そろそろこうした気晴らしはおしまいにしなくては…。〆切は刻々と迫ってくる。

この大量の汗が、冷や汗に変わる前に片付けたい。