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2008年05月31日

からだであそぼ「踊る内臓」のヒミツ その1

NHK教育「からだであそぼ」で現在放送中のコーナー「踊る内臓」。その最新作3本の音楽が昨日、ようやく完成した。

今回もまた、飛び抜けたチームワークを発揮して、ユニークなものに仕上がった。楽しくて可笑しくて、それでいてちょっと不気味さと不思議さもあって…この世の中で遭遇するいろんなことが全部詰まっているといっても過言じゃないほどの内容だと自負している。音楽についていえば、特に伝えたい具体的なメッセージがあるわけではもちろんないけれど、この、何事も冷めてしまいそうな今、少しでも喜びや楽しさの種になれば…そうした思いを抱いてやっている。僕の仕事が誰かのためになるのなら、喜んで全力を尽くしたい。


この「踊る内臓」は、年間12作品を制作することになっていて、そのうち、昨日までに9作品が完成したことになる。これまでに「脳」「肺」「胆嚢」「胃」「肝臓」の5作品が放送済み。このあとに登場するのは…もちろん、まだナイショ(笑)。番組の公式サイトに「今後の放送予定」が順次更新されているので、見逃したくない方はこまめにチェックされたし(既に放送済みの作品も再放送される予定)。


登場する作品もそろそろ半分を折り返す頃なので、この作品がどのように作られているのか、もう少し詳しく紹介してみたいと思う。
 
 

 
完成したものがすべてだから、制作の裏話なんて、どうでもいいことなのかもしれないけれど、その「ヒミツ」を知ると、興味や理解が深まって、もっと楽しめるようになることがあるから、ここで自ら書いてみようと思う。


ダンス。というと、普通、音楽に合わせて踊るもの、というイメージがあると思う。でもこの「踊る内臓」は、「ダンスに合わせて音楽を作曲」している。よくあるスタイルとは、全く逆の手法をとっているわけだ。

イメージを膨らませるために頼りになるのは、テーマとなっている「臓器」、ひびのこづえさんの衣装/セット、それから宮森隆行さんのヘアデザインだけ。衣装の雰囲気とヘアの様子、そして、その臓器がどんな役割があるのか? どんな機能を果たしているのか? そこからイメージする動きを開次さんが収録スタジオで即興…毎回、2分〜3分、長いものだと4分を越える即興が「音楽はないまま」で、数回、行なわれる。

放送されているのは、その即興から40秒〜50秒程度を切り取ったもの。前半部分と後半部分を繋いだり…といった編集は一切行なわれていない。即興で踊ったものからの一部分、一連の流れがそのまま活かされている


そうしてダンス映像が仕上がった後、作詞家・暖簾屋 丈さんによって作詞が施される。既にご覧いただいた方にはお分かりの通り、臓器の名称や機能を紹介したユニークでチャーミングな内容だ。映像と詩が揃ったところで、それらが僕のところに送られてくる。そこから作曲が始まる。


…という具合で、作曲を始めるまでの段階はこんな感じ。これ以降、どうやって曲調などを考えていくか…その辺りのことについては、また後日。


続きはこちらを。

「踊る内臓」のヒミツ

川瀬浩介プロフィール
 

2008年05月23日

DAATダイジェスト


「アルカディ・ザイデスperformance DAATのすべて」


内容:
DAATのすべて 10分
DAATで使用した映像の解説 7分
スタジオでのリハーサル風景 8分
プロジェクト記録写真 3分



2007年10月24日、横浜にて世界初演が行われた「アルカディ・ザイデスperformance 《DAAT》」のダイジェストを公開(《DAAT》=【知識】ヘブライ語)。


アルカディ・ザイデス公式サイト


このダイジェストでは、この作品の取り組みの全てを紹介している。本番の様子の抜粋、リハーサルの様子(音楽のバージョンが若干異なる)、ステージ上にちりばめられた映像コンテンツの説明も加えている。


パフォーマンス全体の内容もさることながら、ストーリーが含む意味をより拡張しドラマティックに見せるために工夫された映像の内容、コンセプトの説明部分「Video images of DAAT」は、要注目である。ネットでの公開ゆえ、高圧縮がかかった画像になってしまったところが残念だが、その醍醐味は十分に味わっていただけるはずだ。

プロモーター、プロデューサー、ブッキング・エージェントなど、今後のこの作品の展開に協力いただける方に限り、ご要望があれば、DVDをお預けすることも考えている。ご希望の方は、川瀬浩介公式サイトからコンタクトされたし。


全ての記録映像は、Youtube.comにアップ済み。上記プレイリストをご覧いただければ、順次、日本語版の記録映像がご覧いただける。


英語版をご覧になりたい方は、「続きを読む」からどうぞ。
 
 


All about "DAAT" a performance by Arkadi Zaides -English Version-


http://www.arkadizaides.com/content/work/daat


Contents:
excerpt, 10 min.
Video images of DAAT, 7 min.
Rehearsal @ Studio, 8 min.
Photo Slideshow, 3 min.

 
 

 

2008年05月14日

考える。

今を生きるすべての民に与えられた命題。

それを今日、改めて目の前に突きつけられた。
 
 

 
知っているけれど、日常の忙しさにかまけて後回しになっていたこと。
考えても考えても、たどり着く先は矛盾ばかりで結論がでなかったこと。


意識を持つこと。


こんな中途半端な時間を過ごす身として唯一できるは、そのくらい。
けれど「無意識」よりは遥かにマシなはず。


「おもいやり」があれば、安心。


こんな空想をめぐらせるなんて、やっぱり僕は、ただの理想家なのかもしれないな(苦笑)。


でもね。たとえば…大切な人の健康をそっと気遣う。


きっとそれだけで、守られるんじゃないかな?
それと同じことなんだと思うんだ。


望まない結果は、たいてい、不意打ちでやってくる。
だから「意識を持つ」。
自分のためだけじゃなくて、誰かのためにも。


そうすれば、安心なんだ。
きっとね。
 

2008年05月08日

フォーエバー・ヤン―ミュージック・ミーム〈4〉

B00112FRV8Music・Meme4 VARIATIONS(DVD付)
ヤン富田 小泉今日子 山本リンダ
CCRE 2008-04-23

by G-Tools


やっぱり、涙が出た。


延長戦となった〆切直前…今日一日、いくつか試したアイデアはすべて却下——煮詰まり。焦るばかり。


今夜、関東ではわりと大きめの地震が続いた。煮詰まりの極地な上に数回に渡って起こった深刻な揺れ…幸い大きな被害はでなかったようだが、おかげですっかり集中力もなくなっていた(これは相当な被害だが)。少し気分を変えようと、休憩がてら風呂でも入るつもりでお湯を沸かすも、沸くまでの間に、買ったばかりのヤン富田のニューアルバムを聞きはじめると、すっかり風呂を沸かしていることさえ忘れるほど集中してしまった。

そしてやっぱり、涙が溢れてきた。終わりの方ではもう、潤んでよく文字が読めない。ああ。目を閉じて、自分の今の境遇と照らし合わせてみた。僕は、ずっと今でも願っているんだ。きっと。
 
 

 
本とDVDとCDがセットになったユニークな作品集「Variations」。


いつかもそうだった。作品集に含まれている「本」で語られているヤンさんや氏を支える周囲の仲間たちの言葉が、今夜も、僕のこころを激しく揺さぶり始めた。

僕には、こういうことが足りていないのか? それを欲しているんだろ? いや、十分に足りているような気もする。いいや、実際は、とっても曖昧で中途半端な状態なのかも…。だけど、その気持ちがよくわかるからこそ熱いものが溢れてくるんじゃないのか? これまでみたいくつもの場面が同時に頭の中に浮かび上がった。「いいな」と羨む自分と「そうかな」と確かめる自分と「そうだよね」と共感する自分と「大丈夫」と言い聞かせる自分がいた。


前に出た本を読んだときにも、やっぱり泣いてしまったんだっけ。気づけば、あのときから今まで、同じ迷いを抱えたままだ。


ああ。また独り禅問答か? とにかく延長戦を乗り切るためにも、素早く気分転換しなくては…。風呂もすっかり冷めているだろうけれど、一息つこう。
 

2008年05月03日

DRUNK WEEK

ふと思いついた、どうしようもない企て。


「DRUNK WEEK」


この連休は、普段なかなかあえない皆さんと、杯を交わす週間と決めた。
僕の人生、始まって以来のことだ。
 
 

 
こんなことは、僕の日常の中ではまずありえない。昼夜逆転仕事人として長年暮らしているだけに、夜は家で仕事していることがほとんど。だから、自宅ではまず、呑むことはない(呑む相手がいれば別だが)。そんな生活習慣が身に付いてしまって、あまり呑みに出ることさえない暮らしをこれまでしてきた。といっても、呑むときは、とことん、いくのだけれども…。

食欲は旺盛だからとても「禁欲的」とはいえない暮らしだろうが、周囲と比較すると、かなりストイックな方ではないかと想像する(見ため、とてもそうは思えない無駄にデカイ身体をしているが)。


今夜は、予想外の宴だった。男子二人で慎ましやかに呑むことになるはずが…気づくと、かなり大勢の集いになった。


とにかく、無条件に楽しい夜だった。


何が嬉しいのか? それは、僕の誘いを快く受け入れてくださる方が、これだけいてくれたこと。仕事の付き合いである以上、面倒なことや気を配ることが多いはずなのに、それでも、そんなことはおかまいなしに集ってくれたこと…それが何より嬉しかった。


だけど…最後はやっぱり、独り始発を待ちながら呑む…そんな時間を過ごすことになってしまい…(苦笑)。お酒は、弱いに限るな。と、落ちていった同志の姿をみて今更ながら痛感。


かなり呑んで帰宅したというのに、こんなことがスラスラとかけちゃうほど、意識がハッキリしているのが残念だ。お酒を浴びて、記憶を失ったことが…ない。ほめられるべきことかどうか…周りがみんな眠ってしまって、しんとした静けさ漂う時間をこれまでどれだけ過ごしたことか…それもまた、心地よい時間だったりするのだが…。


さぁ。今日も午後から、DRUNKの予定が埋まっている。この春は、独り全力投球だったから、これくらいの贅沢は、ゆるしてもらいたいもの。


ようやく、少し眠たくなってきた。さっと風呂を浴びて午後からのDRUNKにむけて備えよう。

おやすみなさい。