熱のあるもの。
どうやら僕は、この時季になると、
いつも同じことについて考えをめぐらせるらしい。
かつて書き留めたステイトメント。
偶然にも、ほぼ一年前に記したものだ。
これをもっと端的に、ひとことで表現するなら、それは——
「熱のあるもの」
ということになるだろう。
振り返れば、これまでの仕事も自ずと、すべてそんな「熱い」ものばかり。
「作り続けること」
そのための覚悟は、歩み出したときから変わらない。ただ、時折、こうして見つめ直す時間が訪れる。今はまさに、その最中(決して楽ではない時)。
「熱のあるもの」
全力で自らのすべてを投じる姿がそのまま映し出されたような…そう、自分の姿勢が作品そのものになること。そうではなくてはならない。今、この道を歩んでいるのは、僕自身、そうした作品=人に感動したからこそだから。
作品は、僕を映す鏡。
鏡が無ければ、僕は、自らの在処を確認できない…というわけだ。
この世で唯一、目にすることが出来ない存在——自分自身——が残されているのは、そのためなのかもしれない。