映画「台湾人生」
台湾との縁は、終わらない。
映画「台湾人生」を見た。
偶然にしては、よく出来すぎた出逢いだ。上映後、手にしたパンフレットで制作背景や本編では語り尽くせなかった事実関係を確認するたび、今年、僕が台湾へ向かった事実が、奇跡、いや、「お導き」のように思えてならなかった。
足を運んだきっかけは、偶然に目にした新聞記事。台湾についての映画が上映されているという。記事を見た翌日に早速劇場へ向かってみると、朝から長蛇の列。劇場のスタッフからは「平日ならご覧頂けます…」と。また日を改めることにした。
最初に足を運んだ日——記事が掲載された翌日は、丁度週末だった。一日一度の上映…場所は小いさな映画館。ともなれば、混雑必死なことくらいは予想がついた。けれど、どうしても、今すぐに見ておきたかったのだ。
それは、6月下旬から再び、台湾へ赴くことになっていたから。我々の間に刻まれた歴史の事実を、その前にしっかりと見ておきたかった。
結局、再渡航前には見ることができなかったわけだが、結果、正解だった。今回の渡航の目的のひとつは、レジデンス期間中には果たせなかった「歴史」を体験すること…いくつかの予備知識はあったものの、何よりも、肌で感じることを優先したかった。映像の鮮烈なイメージや何よりも重い証言の数々から先入観を持ちたくなかった。
詳しいことは、書かない。いつか話す機会があれば、そのときに伝えたい。とにかく今言えることは、何か得体の知れない大きな流れの中に僕がいる(のではないか?)ということ。今年のはじめには予想もし得なかった台湾渡航。そして今も続く、台湾との縁。現地での体験は、その一瞬一瞬まで、鮮烈に身体に刻まれている。
そして今、僕は何かを感じ始めている。それが何なのか、今はまだわからない。けれど、何かが大きく動きはじめている…そんな予感は確実にある。