神戸ビエンナーレ2009「アート イン コンテナ」参加
神戸ビエンナーレ2009「アート イン コンテナ」展に、YEN DESIGNというグループ名義で参加している。
この展示は、コンペティション形式となっていて、先頃、受賞者が発表となった。惜しくも目指していたグランプリは逃したものの、我々、YEN DESIGNの作品「snow bar N43」は、審査員奨励賞を受賞。雪降る映像を使いバー空間を再現するというインスタレーション作品で、僕はその空間内部で流れる音楽を手がけた。
実際の映像は、19分にもおよぶ長さがあるのだが、音楽は、始めと終わりがわからないような内容を目指した。雪の舞う様には、始めも終わりもない。その現象を妨げないように、繰り返しているような繰り返していないような構造にしたというわけである。そしてもちろん、ここ数年の僕の仕事では恒例になりつつある「過剰なまでのロマンティシズム」をここでも発揮している。じっと空間に身を寄せていると、その瞬間を、そして僕が狙った最大の醍醐味を目撃することができるはず。
それにしても、雪の舞う様は、何とも不思議だ。何かの意図を持っているような…または、何かを訴えかけてくるような…。それらは、迫り来る恐怖に似た何かだったり、大切な記憶を呼び覚まされるような温かさやロマンティシズムだったり…と、実に様々な事象を思い起こさせる「魅力」がある。映像から感じた印象を、素直に音として変換したのが、今回の作品「snow bar N43」のための音楽となった。
下記は、主催者側によって公式に撮影された内部空間を紹介する映像記録。他の出展作品もYouTube上にいくつか紹介されているようだが、この作品はもちろん、実際に体験しないとその醍醐味は伝わらないはず。会期は11月23日まで。特に我々の「snow bar N43」をたっぷり味あうなら、雪のイメージが似合う肌寒さ増す時季に訪れてもらうとよさそうだ。